2014年11月9日日曜日

日本児童文学2014.11・12月号より

日本児童文学2014.11・12月号に管理人のコラム『子育てしながらボルダリング』が掲載されました♪






2014年7月14日月曜日

日本児童文学:11・12月号-子どものアンテナ への寄稿

このブログを見て、非常に共感をしましたと仰っていただけた方から寄稿の依頼を受けました。日本児童文学協会が発行する『日本児童文学:11・12月号-子どものアンテナ』に掲載予定です。

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子育てと地域おこしとボルダリング  
糸魚川市上早川地域プラン策定委員会生活部 岡崎 学

 私は今、新潟県糸魚川市の上早川地域というところに住んでいます。ここは日本でも指折りの豪雪地帯で真冬には2〜3メートルの雪に閉ざされることも珍しくありません。日本の田舎と呼ばれる地域のほとんどがそうであるように、やはりここでも少子高齢化による過疎化が深刻な問題とされていて、他の地域からの移住者の意見を聞かせて欲しいと地域おこしの会議に呼ばれたりすることもあります。
 我家がこの地域に移住して7年目、この4月には第4子が誕生して6人家族となり、とても賑やかな毎日を過ごしています。毎週水曜には妻とまだ赤ん坊の第4子を連れ、車で30分かけて市内の総合体育館まで行き、そこでボルダリングを楽しんでいます。ボルダリングとはフリークライミングの一種で、ロープを使わずに高さ3~4m程度の岩や壁を登るという、最もシンプルな形のクライミングです。総合体育館には国体クライミング競技の予選が行われた際に仮設されたウォーミングアップ用のボルダリングウォールがあり、妻と私は交代で子どもを抱っこしながら、手の空いたほうが壁を登るというやり方でボルダリングを楽しんでいます。赤ちゃん連れの夫婦で子どもを預けることなくスポーツを楽しむのはなかなか難しいことですが、ボルダリングはそれが可能な数少ないスポーツなのです。週末には小学生の長女や同級生も一緒にワイワイ言いながら登ることもあります。人は猿から進化したのだと教わる一方で、木登りや塀登りが危険だという理由で禁止されている現代の子どもにとって、これほどストレートに原始的な欲求を満たすスポーツは他にありません。
 私は地域おこしの新たな素材として、特に子育て世代を新たに地域に呼び込もうと計画を練っている方々に対し、その計画に具体的な形を与え、さらにそれをドライブさせる原動力のために、過疎地域の利用率の低い施設内に比較的安価なボルダリングウォールを設置することを勧めています。老若男女問わず誰でも気軽に始めることができ、そして病みつきになるほど楽しいスポーツ、それがボルダリングだからです。そしてそんな楽しさを感じさせてくれる場所には自然と大人も子どもも集まるものなのです。

2014年3月20日木曜日

ボルダリングジム設立提案書

3/18(火)上早川地区公民館において行われた上早川地域プラン策定委員会において提出させていただいたボルダリングジム設立提案書の改訂版です。画像引用元や参考ヴェブサイトなどを追加しました。

少子高齢化や過疎化などいくつかの地域課題をボルダリングというスポーツを通して解決していく道筋について述べさせていただいています。

ここに公開させて頂きますので他地域の方々においても地域活性化案のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

上早川地域プラン策定委員会への提案<上早川地域にボルダリングジムを作ろう>

2014年3月8日土曜日

3/8(土)糸魚川市民総合体育館にて


2014年3月8日(土)14:00からの糸魚川市民総合体育館でのボルダリングは小学生9名、大人6名ととても賑やかな体験会となりました。
以前は95度壁の簡単な課題しかクリア出来なかった子どもたちも105度壁やルーフにどんどんチャレンジしております。
そして大人たちも子供たちに負けじと自らの体重と戦っておりました(涙)。
皆さん!お疲れさまっしたぁ〜(^o^)!

2014年2月25日火曜日

2/25(火)総合体育館クライミングルームにて

仕事帰りに糸魚川市民総合体育館のクライミングルームに立ち寄りました。
週末の子供たちと一緒の時だと全然自分の練習にならないので、こうやって週の中日に一度足を運ぶようにしています。

さて、通い始めて3ヶ月。
総体のクライミングルームを訪れたことがある人であればわかると思いますが、あの場所で他の人がクライミングをしているところに出会ったことがありません。
一応入館時に受付で名簿に記名しなければならないので、最近のクライミングルームの使用状況にもさらっと目を通してみるのですが、大体の人はランニングサーキットやコートの利用が多く、日の当たらないクライミングルームを利用しているのは私を含めて週に3〜4名ほどでした。

今日も誰もいないんだろうなと思いながらクライミングルームの扉を開け、室内の照明をつけようとすると、奥の暗がりに人影が。
電気をつけても良いですかと尋ねると、ああそこにスイッチがあったのですねとの返答。
聞けばその男性Tさんはここを使うのは初めてとのこと。
私は、はじめまして実はここで人に会うのは初めてですっ! と興奮気味に自己紹介しながら、週末にここで子供とボルダリングをしていることや、初心者用の課題が少ないのでその場で作っていることや、早川でクライミングの施設を作ろうとしていること(これについては噂を聞いていたそうです)などを際限なくしゃべり続けていました。

そうして若干テンション上がり気味のまま、黙々と練習にとりかかろうとすると、奥の扉がそっと開き、更にもう1人の男性がクライミングルームにやって来たではありませんか。
その男性Yさんはここでジュニアクライミングチームのトレーナーをしている方だそうで、Yさんもここで他人に会うのは一年ぶりくらいだと言って笑っていました。

せっかくなのでYさんに課題テープの紛失部分を直してもらい、更に初心者用の課題をセットする許可もいただけたので、早速以前から使っている課題にテープをセットさせてもらいました。
更に更に、備え置きのクライミングシューズも糸魚川市所有のものなので使用しても構わないとのこと。
これは本当に助かります。

さあ、これだけの作業で総合体育館のクライミングルームは随分充実したものに変身しましたよ!
興味をお持ちの方は是非トライしてみてくださいね。

ふ〜。今日は貴重な出会いに感謝ですっ♪

2014年2月24日月曜日

課題

糸魚川市民総合体育館ボルダリングウォール用の初心者課題です。是非トライしてみてください。感想などをコメント欄で寄せてもらえると今後の参考にさせて頂きます。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.216128045261735.1073741829.208560909351782&type=3

2/22(土)総合体育館のクライミングルームにて

午後、あちらこちらに声がけをし、ボルダリングやってみませんかと誘ってみた結果、我家を含めた3家族が糸魚川市民総合体育館のあの狭いクライミングルームに集合しました。

家族A(我家)=ママ+小学生4(うちの子2、友達2)人+2歳児1名
ご家族B=ママ+小学生1名+保育園児1名+1歳児1名
ご家族C=ママ+小学生2名+保育園児1名+1歳児1名
プラス私という合計16名です(笑)。

そもそもの話が私がこういう形でクライミングやボルダリングのブログを作ったり、多くの人にクライミングやボルダリングを体験してもらおうとしているのは、私が住むこの地域にクライミングができる場所を作ることが、最終的にこの地域の少子高齢化に少しでも歯止めをかけられるのではないかと考えているからです。
そりゃ、もちろん好きだからという理由が第一ではありますが!

具体的には比較的若い年齢層の人たちがクライミングジムという場所で、クライミングやボルダリングを通して同じ地域の人たちと交流することを目標としているわけですが、その中でも少子高齢化を考える上で特に重要だと考えられる人たちというのが『子育中のお母さん』です。
つまり、この地域に住むお母さんたちが小さい子供を育てながら、趣味としてクライミングやボルダリングを楽しむことができる環境づくりが大きな課題だと思っています。


写真はストックホルムのクライミングジムでクライミングを楽しむ育児休暇中のお母さんと子供たちです。
3人がお互いに連絡を取り合い、時間をあわせてクライミングジムに集まり、交代で子どもを見ながらボルダリングを楽しんでいる様子です。
ちょっと日本では見られないとても素敵な光景ですね。

さて、話を総合体育館の方に戻しましょう。
小学生たちはルールも把握できますし、課題をクリアするという目標設定をだいたいは理解できるようです。
初心者用の課題を4つ作って挑戦してもらいました。
詳細は割愛!

やはり問題は保育園児以下の子どもたち。
彼らを一箇所に集め、お母さんたちが交代で誰かひとりが面倒を見ることで、お母さんも1人ずつボルダリングに挑戦できるはずだったのですが、さすがに幼児4・5人(写真のような赤ちゃんではない)を、遊び場も玩具もない場所に留めておくことは難しいようで、平気で登っている人の下に入ってきますし(ボルダリングでは厳禁)、マット上でゴロゴロと寝転んで(こちらも厳禁)遊んでしまうので、その度にお母さんたちはあっちこっちと振り回されてしまいます。
むむむ、これではお母さんたちに心からボルダリングを楽しんでもらうことは難しい。

でも、その光景を見て、私はだからこそ必要なんだろうなぁと思いました。
どこに出かけて行っても良くも悪くも子供に振り回されるし、かといって子供が喜んで1人で遊べる公園なんかでは自分自身が遊べる遊具がない。

ではその公園の中にボルダリング用の壁があったならどうでしょうか?
ボルダリングの特徴のひとつはその競技時間の短さにあります。
実際にやってみればわかりますが競技に1分間かかったとしてもその後の競技していない(休憩している)時間は約10分ほど必要になってきます。
腕が疲れて登れなくなっている、その空いた時間を子守りに利用するのです。

2人のお母さんたちが子供を連れて公園に集まる。
子供たちは仲良く遊具で遊んでいる。
1人のお母さんがお互いの2人の子供たちを見守る。
もう1人のお母さんがボルダリングの課題に挑戦する。
約1分ほどで課題に挑戦していたお母さんが登り終える。
「ナイストライ」と励まし合う。
交代して次のお母さんが課題に挑戦する。
もう1人のお母さんが子供たちを見守る。

クライミングやボルダリングに必要なのは壁です。
ホールのような場所に設置するとしても、真ん中に置くべきものは特にありません。
もちろん柱を立ててその柱を取り囲むようにウォールを設置しても構わないのですが、それは必要条件ではありません。
ですからそこに小さく安全な遊具や玩具を置き、小さな子供たちを留めさせることが出来れば、その周りを取り囲むように作られたボルダリングウォールで、先の要領でお母さんたちもボルダリングを楽しめるようになります。
今のところは青写真でしかありませんが、そういった施設があれば、妻(4月の出産を終えてからですが)と私はご近所のパパ・ママを誘って毎週のように通うようになるでしょう。

。。。といったことを痛感した土曜日のボルダリングでした。
全然楽しめなかったお母さんたち、ゴメンね。

写真引用URL:育児休暇中の親にも大人気。ストックホルムのジム・クライミング