2014年2月24日月曜日

2/22(土)総合体育館のクライミングルームにて

午後、あちらこちらに声がけをし、ボルダリングやってみませんかと誘ってみた結果、我家を含めた3家族が糸魚川市民総合体育館のあの狭いクライミングルームに集合しました。

家族A(我家)=ママ+小学生4(うちの子2、友達2)人+2歳児1名
ご家族B=ママ+小学生1名+保育園児1名+1歳児1名
ご家族C=ママ+小学生2名+保育園児1名+1歳児1名
プラス私という合計16名です(笑)。

そもそもの話が私がこういう形でクライミングやボルダリングのブログを作ったり、多くの人にクライミングやボルダリングを体験してもらおうとしているのは、私が住むこの地域にクライミングができる場所を作ることが、最終的にこの地域の少子高齢化に少しでも歯止めをかけられるのではないかと考えているからです。
そりゃ、もちろん好きだからという理由が第一ではありますが!

具体的には比較的若い年齢層の人たちがクライミングジムという場所で、クライミングやボルダリングを通して同じ地域の人たちと交流することを目標としているわけですが、その中でも少子高齢化を考える上で特に重要だと考えられる人たちというのが『子育中のお母さん』です。
つまり、この地域に住むお母さんたちが小さい子供を育てながら、趣味としてクライミングやボルダリングを楽しむことができる環境づくりが大きな課題だと思っています。


写真はストックホルムのクライミングジムでクライミングを楽しむ育児休暇中のお母さんと子供たちです。
3人がお互いに連絡を取り合い、時間をあわせてクライミングジムに集まり、交代で子どもを見ながらボルダリングを楽しんでいる様子です。
ちょっと日本では見られないとても素敵な光景ですね。

さて、話を総合体育館の方に戻しましょう。
小学生たちはルールも把握できますし、課題をクリアするという目標設定をだいたいは理解できるようです。
初心者用の課題を4つ作って挑戦してもらいました。
詳細は割愛!

やはり問題は保育園児以下の子どもたち。
彼らを一箇所に集め、お母さんたちが交代で誰かひとりが面倒を見ることで、お母さんも1人ずつボルダリングに挑戦できるはずだったのですが、さすがに幼児4・5人(写真のような赤ちゃんではない)を、遊び場も玩具もない場所に留めておくことは難しいようで、平気で登っている人の下に入ってきますし(ボルダリングでは厳禁)、マット上でゴロゴロと寝転んで(こちらも厳禁)遊んでしまうので、その度にお母さんたちはあっちこっちと振り回されてしまいます。
むむむ、これではお母さんたちに心からボルダリングを楽しんでもらうことは難しい。

でも、その光景を見て、私はだからこそ必要なんだろうなぁと思いました。
どこに出かけて行っても良くも悪くも子供に振り回されるし、かといって子供が喜んで1人で遊べる公園なんかでは自分自身が遊べる遊具がない。

ではその公園の中にボルダリング用の壁があったならどうでしょうか?
ボルダリングの特徴のひとつはその競技時間の短さにあります。
実際にやってみればわかりますが競技に1分間かかったとしてもその後の競技していない(休憩している)時間は約10分ほど必要になってきます。
腕が疲れて登れなくなっている、その空いた時間を子守りに利用するのです。

2人のお母さんたちが子供を連れて公園に集まる。
子供たちは仲良く遊具で遊んでいる。
1人のお母さんがお互いの2人の子供たちを見守る。
もう1人のお母さんがボルダリングの課題に挑戦する。
約1分ほどで課題に挑戦していたお母さんが登り終える。
「ナイストライ」と励まし合う。
交代して次のお母さんが課題に挑戦する。
もう1人のお母さんが子供たちを見守る。

クライミングやボルダリングに必要なのは壁です。
ホールのような場所に設置するとしても、真ん中に置くべきものは特にありません。
もちろん柱を立ててその柱を取り囲むようにウォールを設置しても構わないのですが、それは必要条件ではありません。
ですからそこに小さく安全な遊具や玩具を置き、小さな子供たちを留めさせることが出来れば、その周りを取り囲むように作られたボルダリングウォールで、先の要領でお母さんたちもボルダリングを楽しめるようになります。
今のところは青写真でしかありませんが、そういった施設があれば、妻(4月の出産を終えてからですが)と私はご近所のパパ・ママを誘って毎週のように通うようになるでしょう。

。。。といったことを痛感した土曜日のボルダリングでした。
全然楽しめなかったお母さんたち、ゴメンね。

写真引用URL:育児休暇中の親にも大人気。ストックホルムのジム・クライミング

0 件のコメント:

コメントを投稿